8/27渋谷ON AIR EASTで平川地一丁目のライブを見た。
弟の林直次郎は高校2年生。ゲストの斉藤和義と、斉藤のオリジナル「歌うたいのバラッド」を歌う。斉藤は初期の平川地のプロデューサーだ。だから安心してのセッションとなったが、それにしても直次郎の伸び伸びしたボーカルには驚かされた。
斉藤自身が実力派ボーカリストとしてのキャリアを踏まえて実感を込めて書いた名曲を、ふたりで歌う。斉藤41才、直次郎16才。当然、ボーカリストとしては上手さも懐の深さも斉藤が格段に上。しかし、同じ舞台で同じ歌を歌うと、文字通り年令は関係なし。なんのテライもなく歌う直次郎のストレートさが光る。難しい言葉や表現は、分からないものとして潔く歌う直次郎。一方、斉藤は作者として歌に込めた感情を完璧に再現する。そのどちらもが、人を感動させる歌だったのが興味深かった。
2才年上の兄・龍之介は、ゲストの押尾コータローとギター・セッション。こちらも若々しく思い切りのよいギター・プレイが、同じ意味で新鮮に響いた。
兄弟フォーク・デュオとしてデビューした平川地一丁目だが、本編はロック色の濃い世界を展開。時代を考えれば当然の成り行きだが、音楽的には進化しつつ、まったく物おじしない態度こそ貴重だ。
伸び代充分。可能性のカタマリを見せつけられて、爽快な気分だった。
弟の林直次郎は高校2年生。ゲストの斉藤和義と、斉藤のオリジナル「歌うたいのバラッド」を歌う。斉藤は初期の平川地のプロデューサーだ。だから安心してのセッションとなったが、それにしても直次郎の伸び伸びしたボーカルには驚かされた。
斉藤自身が実力派ボーカリストとしてのキャリアを踏まえて実感を込めて書いた名曲を、ふたりで歌う。斉藤41才、直次郎16才。当然、ボーカリストとしては上手さも懐の深さも斉藤が格段に上。しかし、同じ舞台で同じ歌を歌うと、文字通り年令は関係なし。なんのテライもなく歌う直次郎のストレートさが光る。難しい言葉や表現は、分からないものとして潔く歌う直次郎。一方、斉藤は作者として歌に込めた感情を完璧に再現する。そのどちらもが、人を感動させる歌だったのが興味深かった。
2才年上の兄・龍之介は、ゲストの押尾コータローとギター・セッション。こちらも若々しく思い切りのよいギター・プレイが、同じ意味で新鮮に響いた。
兄弟フォーク・デュオとしてデビューした平川地一丁目だが、本編はロック色の濃い世界を展開。時代を考えれば当然の成り行きだが、音楽的には進化しつつ、まったく物おじしない態度こそ貴重だ。
伸び代充分。可能性のカタマリを見せつけられて、爽快な気分だった。
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by hirayama_y
| 2007-08-29 03:42
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8/26本門寺「Slow Live Slow Music」もとうとう最終日。この日は話題のボーカリストが集結。平原綾香、夏川りみ、中孝介、それにウクレレのジェイク・シマブクロという、ある意味、お寺のライブにぴったりの並び(笑)。
去年のこのイベントにオープニング・アクトで出た中くんは「今年は本編に昇格しました」と嬉しそう。この一年の成長を歌を通してアピールした。
ジェイクは名人芸に磨きがかかり、ビートルズの名曲「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」をウクレレでカバー。かっこよかった。
あまりの歌のうまさにド肝を抜かれたのが夏川りみさん。アカペラで歌い出した「花」は三日間の中でもベストアクトのひとつだった。何種類もある声の使い分けなどを軽々とやってのける。っていうか、そんなことに全然気がつかないくらい自然な歌で、楽しかった。
客席には沖縄系が大好きという横綱・白鵬関やゴスペラーズの黒沢くんがいたりして、歌好きにはたまらん一夜。
終わる頃には涼しい風が吹いてきて、夏もようやく過ぎてくのかな。会場のあちこちにキャンドル(写真)が点されて、気持ちいいフィナーレだった。また来年もこのイベントやるぞ!!
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by hirayama_y
| 2007-08-27 21:38
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8/25の本門寺「SlowLiveSlowMusic」のオープニングアクトはジルデコ。3人組のクロスオーバー・グループだ。
音源で聴いて、「お、本格派」と思ってたから、ライブを楽しみにしてた。ボーカルのチヒロ(女性)、ギターのクボタ、ドラムスのトワダがジルデコ。サポートにウッドベース、キーボード、トランペットが入って、抑え目ながら芯の通った音楽を展開。かなり大人っぽい。ジャズ寄りのグループだったのかと思っていたら、後半にがんがん行っちゃう曲が出てきて、これこれ、待ってました。
ギターは正確かつスリリングなソロをとる。ドラムスは音色が素晴らしい。ソイル&ピンプ・セッションズとかと一緒に観たいと思った。
そしてステージを通して抜群の存在感があったのが、ボーカル。リズムの取り方が大きくて、ブルーノートのニュアンスもしっかり表現できてる。
イベントの性格上、スローな曲中心の選曲だったが、もっとヤンチャなジルデコも見てみたいと思った。
スカパラのキーボード沖くんとサックスの田中くんのデュオ「Sembello」は自由自在に展開するユニークなアンサンブルが楽しかった。フィーチャリング・女性ボーカリストのトキアサコさんも、明るくてチャーミングな声が魅力的だった。
ラストは吉田美奈子さん。声量・リズム・ビブラートなどのすべてをコントロールして歌を伝える術はトリハダもの。またハモンドオルガンの最高峰の河合さんのプレイも見事だった。
フードもドリンクも充実してて、リラックスできる。明日はいよいよ最終日!!
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by hirayama_y
| 2007-08-26 16:33
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今日から三日間は東京・池上本門寺に漂流。お寺の境内で五重塔をバックにライブ三昧だ。
僕がキャスティング・プロデュースに参加している「Slow Music Slow Live」というイベントで、今年で4回目。アコースティック・セットを基本にしたのんびりゆったりした夕涼みライブがテーマ。今日は「前夜祭」ということで奥華子さん、つじあやのさん、湯川潮音さんが登場。
三人とも甲乙つけがたい、超個性派女性ボーカリスト。三日月が五重塔にかかる神秘的なシチュエーションに負けないパフォーマンスが続いたのだった。
中でも湯川さんは抜群の存在だった。4人のバックを従えて現れた湯川さんは、自らのギターでプレー開始。最初のひと声から、圧倒的才能の片鱗を見せる。その柔らかい声質は、言葉とメロディが生まれたときから一緒だったように響く。「歌を届ける」ことについて最高の条件が揃ってる。バックのサウンドも、バンジョーとユーフォニウムがイーブンに絡むなど、ユニークなアンサンブル。クラシックめいている点が“くるり”のニューアルバムと似てると思ったのだが、考えてみれば彼女のデビューシングルのカップリングは岸田くんが書いてるんだった。
湯川さんの自由な音楽の展開に身を預けていると、本門寺がフジロックのフィールド・オブ・ヘブンになったみたい。飛ばされました。
いやあ、イイ初日。あと二日間も、すんごく楽しみだあ。
僕がキャスティング・プロデュースに参加している「Slow Music Slow Live」というイベントで、今年で4回目。アコースティック・セットを基本にしたのんびりゆったりした夕涼みライブがテーマ。今日は「前夜祭」ということで奥華子さん、つじあやのさん、湯川潮音さんが登場。
三人とも甲乙つけがたい、超個性派女性ボーカリスト。三日月が五重塔にかかる神秘的なシチュエーションに負けないパフォーマンスが続いたのだった。
中でも湯川さんは抜群の存在だった。4人のバックを従えて現れた湯川さんは、自らのギターでプレー開始。最初のひと声から、圧倒的才能の片鱗を見せる。その柔らかい声質は、言葉とメロディが生まれたときから一緒だったように響く。「歌を届ける」ことについて最高の条件が揃ってる。バックのサウンドも、バンジョーとユーフォニウムがイーブンに絡むなど、ユニークなアンサンブル。クラシックめいている点が“くるり”のニューアルバムと似てると思ったのだが、考えてみれば彼女のデビューシングルのカップリングは岸田くんが書いてるんだった。
湯川さんの自由な音楽の展開に身を預けていると、本門寺がフジロックのフィールド・オブ・ヘブンになったみたい。飛ばされました。
いやあ、イイ初日。あと二日間も、すんごく楽しみだあ。
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by hirayama_y
| 2007-08-25 02:24
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“凛として時雨”のメンバー名の訂正です。
ギター北嶋徹(vo&g)くんでした。
ちなみにあとのふたりは、中村345(vo&b)さんとピエール中野(dr)くんです
ギター北嶋徹(vo&g)くんでした。
ちなみにあとのふたりは、中村345(vo&b)さんとピエール中野(dr)くんです
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by hirayama_y
| 2007-08-23 01:37
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